ガイナの効果を最大限発揮するための手順
ガイナの効果を最大限発揮するためには、塗装における専門知識と施工要領をしっかりと守ることがとても重要です。ガイナは他の塗料とは少々違う特性があるため、そのことも考慮したうえで塗装していきます。
①下地処理・下塗り
下地処理
戸建ての屋根・外壁の汚れ、さび、カビ、ホコリ、チョーキングは、高圧洗浄で除去します。劣化した旧塗膜をケレン工具(皮すき、ワイヤーブラシ、ディスクサンダー)で除去します。
下塗り
下塗りには下地調整材(フィラー)、シーラーなど、旧塗膜の下地素材に合った下塗り材を使用します。
②A希釈・撹拌(かくはん:ペンキをかき混ぜること)
希釈(ガイナは水道水で希釈します)
ガイナは水性塗材なので希釈をする際は水道水を使用します。綺麗に塗装するためには、気候に合わせて的確な希釈をします。一度に加水せず、少しずつ水道水を加え、工具に応じた濃度に調整します。粘度が高すぎる場合はムラが出来やすく、低すぎると塗装後にペンキが垂れてきてしまいます。
撹拌(パワーミキサーでかき混ぜます)
ガイナには大量の特殊セラミックが含まれています。開缶時には、比重の軽いセラミックが上部に浮遊しています。これをパワーミキサーで3分ほど混ぜてから使用しないといけません。また、ガイナの特殊セラミックと樹脂は、一定の圧力がないと混ざらないため、棒などでの撹拌は出来ません。
「希釈(きしゃく)」とは、塗料の原液に水やシンナーを混ぜて粘度を低下させ、塗りやすくすることです。
*水道水以外(シンナー・油など)での希釈は厳禁。0~20%の水道水が目安です。
③中塗り・上塗り
ローラーが回りにくい(ガイナ塗装の経験が無い職人だとムラができやすいです)
ガイナは通常の塗料のように塗ることはできません。ローラーが回らずに滑ってしまい、綺麗に塗るのはとても難しいものです。そのため、ローラーには力を入れずに縦横入れ替えながら、重ね塗りをしていきます。
適切な乾燥時間
ガイナは塗装後、3週間〜1カ月後に完全に乾燥することで、真の効果が発揮されるものなので、塗装の際も乾燥時間はしっかりととります。中塗り・上塗りをする際の間隔時間は、夏季は約2~3時間が目安です。冬季の場合は、約4~6時間が目安になります。
まとめ
今回はお客様が安心して塗装を依頼できるようにと、施工方法を簡単にご紹介していこうと思ったのですが、技術を言葉にすることが予想以上に難しかったため、少々分かりにくいかと思いますがご容赦ください( ..)φカキカキ
ガイナは「JAXA COSMODE PROJECT」ブランド商品です。